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[MC202401]マスクの下に隷属の証である鼻環を隠し、生徒を前に素知らぬ顔で教壇に立ちました

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鼻環の女教師からの投稿告白

告白 石原由紀子(仮名)

忘れていたぬくもり
 初めて投稿いたします、由紀子と申します。
 美しい方がたくさん載っている貴誌に、私のような田舎者が写真を送る身の程知らずを、どうかお許しくださいませ。
 本当に気が引けますが、村田さんは「ハードなプレイのできる奴隷を得て写真を投稿するのが夢だった」と言ってくれています。私のご主人様です。
 そう言っていただいたことが私もうれしく、勇気を出してこの手記を書きます。

 写真に写っていますが、私の腹部には長い傷があります。息子を帝王切開で出産しており、その時の手術痕です。
 四年前に離婚、子どもとも離れ、地方都市で教員として働きはじめ、当地で村田さんと知り合いました。
 離婚後、子どもへの未練を断ち切るためもあり、独り引っ越してきたのが、大学時代を過ごしたこの土地です。
 コロナが少し落ち着いた時期でした。でも、リモート授業の準備を進めなければならないということで学校は混乱していました。
 年配の先生方はパソコンが苦手で、本来なら新任の私が就くはずのない業務でしたが、リモートチームの購入責任者を任されたのです。
 実際にはタブレットとサーバーを扱う業者が機種・台数・配置の提案書を持ってきて、その中から最適なプランを選ぶだけです。私はタブレットを操作して実験をしたのですが、この時来ていた業者の社長が今の村田さんです。
 何度か会ううちに世間話をするようになり、五〇歳ぐらいの方なのに、明るくて覇気がある人だなと思いました。
 ところが、たまたま日曜日に街でばったり出会い、食事でもどうですかと誘われたのです。 後から考えると少し軽率だったかもしれませんが、一人ぼっち家で食べるのも飽きていたので、誘われるままファミレスに入りました。
 学校にいる時とちがい、私も気楽にプライベートの話もしました。私は離婚して一人暮らし、村田さんはまだ離婚はしていないけれど奥様と三年も別居しているなど、似た身の上なのもわかりました。
 離婚のことは人に話しづらいものですが、村田さんは明るい口調で言うのです。
「先生、わかりますよ。夫婦が別れる原因なんてね、ハッキリしたものはないんです。いつの間にか男と女じゃなくなっていて、それに気がついた時には、もうだめなんだよね~」
 そう言われて気持ちが軽くなりました。人と楽しくおしゃべりしたのは久しぶりで、気がつくと三時間も経っていました。
 もうこんな時間、と驚いていると、村田さんは黙って伝票を持って立ち上がり、お会計をしてくれました。
 男の人にご馳走してもらうなんて離婚して以来で、なんだか感動しました。
 しかもその後、私を家まで送ってくれたのです。後ろからバイクや車が来ると、村田さんはサッと私の腰を抱えてかばってくれます。大切にされているみたいでジーンとしました。
 離婚してからずっと、男性とこんなふうに親しく接したことがなかったな、と思いました。忘れていた感触でした。
 家に帰ってからもずっと、村田さんが触れたところだけ、腰にぬくもりが残っているような気がしました。

草食獣のように
 学校に出入りしている業者さんだし、年齢も私より一六歳も上だし、ルックスが好みというわけでもありません。
 それなのに村田さんは、私がすっかり遠ざかって忘れていた、「男」というものを感じさせてくれました。
 実は、離婚する三年前ぐらいから、夫とは男女の関係がなくなっていました。村田さんが言ったように、気がついたら男と女じゃなくなっていた、という感じです。
 でも、そうなったのはきっかけがあります。悲しいし、認めたくないですが、出産だったと思います。帝王切開の傷が治り、お医者様の許可が下りても、夫が私を求めてきませんでした。
 だから、村田さんの手が私の腰を軽く抱き寄せてくれた時、忘れていた感覚がよみがえるような感じがしました。私、まだ女だったんだなあ、と驚くような気持ちです。
 それから毎週、土日のどちらかは村田さんと夕飯をご一緒するようになりました。ある夜、居酒屋を出て送ってくれた時、アパートの外廊下で初めてキスをしました。
 それが私には衝撃のキスでした。夫としていたキスとは全然ちがうものだったからです。
 最初に村田さんの指が髪の中に入ってきて、頭をなでるみたいに動いて、うれしくてうっとりしました。
 でも、次の瞬間、髪をぐっとつかまれて私の顔は仰向けにされました。村田さんと目が合いました。驚いていると、唇を奪うように村田さんの唇が押しつけられました。
 こんな激しいキスがあるなんて……。
 髪をつかまれて驚きましたが、強引な唇と激しい舌に、私は酔ったようになりました。まるで口と口でセックスをしているみたいです。
 思わず村田さんの舌を強く吸っていました。
「可愛いね、先生」
 学校の出入り業者らしい口調ではなくなりました。男が自分の女に言う言い方です。
 その声に腰くだけになりかけ、後ろ手にドアを開けると、そのまま村田さんに押し込まれて玄関になだれこみました。
 靴を履いたまま、玄関の板の間に押し倒されました。舌を吸われながら服をめくられ、下着を下ろされ、全身をまさぐられ、私はまるでライオンに喰われる草食獣のようでした。
 教師と出入りの業者という関係など頭から消えていました。何と言ったらいいでしょうか、男性の体臭、指先の力の強さ、粗くて太い息、そういう全てに圧倒されて――陶酔しきっていました。
 これが男性だ、オスなんだ、と言葉ではなく全身で感じます。この獣のような貪り合いに比べたら、結婚時代のセックスなんて子どもだましです。
 いつもの明るく気さくな村田さんは姿を消していました。ちぎれるほどの力で乳房をつかみ、かじるように強く吸い、割れ目を太い指でこすります。
「お待ちかねって感じだな」
 と、低い声で笑われました。信じられないことに、私のそこはすっかり濡れていて、村田さんの指をズブッと吸い込んでしまったのです。
「待ってください……!」
 恥ずかしくて叫びますが、無視されて、獲物を放り出すみたいに板の間にうつぶせにされました。

この続きは、マニア倶楽部2024年1月号をご覧ください。


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