女子大生に快楽責めを繰り返す男性からの投稿 ※DVD収録
告白 更科(PN)
地味な文学少女
第一印象とは異なるキャラクターを持った人間、というのは珍しくないのかも知れません。
しかし私個人に関して言えばこの真琴――写真で痴態を晒している私の奴隷――ほど、第一印象とその内に秘めた本性に乖離があった女に出会ったことはないでしょう。
私は四十代の既婚男性です。
私は大学の文学部を博士課程まで進みましたが思う所ありその道を断念しました。
紆余曲折を経て図書館の司書の資格を取り、図書館で働いています。
真琴は、その図書館のバイトに来ている女子大生です。
彼女がバイトの求人に応募してきた際には私が面接を担当しました。そのときの第一印象はとにかく地味で、ボーイッシュな女性というイメージでした。
ボーイッシュと言えば聞こえは良いですが、本音を言えば性をまったく連想させない、魅力のない女の子というのが本当の所でした。とにかく女性らしさを感じさせないのです。
化粧っ気もなく、服もゆるやかな体の線を感じさせないものでした。しかし度の強い眼鏡をかけてぼそぼそと聞き取れないような小声で喋るその姿に、元文学青年の私は親近感のようなものを抱きもしたのです。
図書館で働くには、最低限の本の知識も必要です。面接の時に、私は彼女にどのような分野の文学が好きか訊ねました。
「……南米文学が、好きです」
小声で真琴は答えました。
意外な返答であり、この言葉にも私は好感を持ちました。
私自身も、南米文学を長い間愛読しているのです。
南米文学のどのような点が好きなのか聞いてみると、彼女のこの分野に対する愛情が付け焼刃でないことがわかりました。
通り一遍の知識ではない、南米文学の本質をつかんだ言葉が真琴の口からたくさん出てきたのです。それまでの無口さが嘘のように、まるで水を得た魚の如く、真琴は喋り続けました。
中でも私が特に印象に残ったのは、この一言でした。
「南米文学の持つ濃密さ……エロティシズムも死も同時に感じさせる濃密さが、好きです」
エロティシズムとはほど遠い容姿の女性の口から発せられたエロティシズムという言葉に、私はドキッとさせられました。
この女性の、底の見えなさを垣間見た気がしたのです。
そして私のこの予感はある意味で当たっていました。これが私と奴隷真琴との、運命の出会いだったのです。
女子トイレでの自慰
真琴はバイトとして実によく働いてくれました。見た目通り無駄口を一切叩かず黙々と仕事をするタイプです。それでも折に触れ、私とは文学関係の会話をするようになりました。
南米文学に限らず、彼女の文学に関する知識量は相当なものでした。何を聞いても的確に答えられるのです。日に何度か真琴と交わす文学談義は、私の密かな愉しみになっていました。
そして、真琴がこの図書館で働くようになってひと月半ほど経ったある日の夜、その事件は起こりました。
その日は来館する人も少なく、夜にはもう誰も利用者がいない状態になっていました。閉館までは時間が少しあったので、私はトイレに行きました。備品などの点検をするためです。
男性用トイレを改めた後、私は女性用トイレの方から何か異様な音が聞こえてくるのに気づきました。女性用トイレですから、本来ならこの日一緒に働いていた真琴に行かせるべきでした。でも私はその音が何なのかすぐに確かめなければと思い、トイレ内に入りました。人の声とは思えなかったのです。
音の正体は動物の鳴き声のような、すすり泣くような声でした。どうやら女性の声です。
「ん……ん……んん……」
濡れた声でした。もう利用者はいないことは確かめたはずです。するとこの声の主は真琴ということになります。しかし彼女がこんな声を出すとは、私は想像も出来ませんでした。
固唾を呑んで一歩足を踏み出した私の目に、衝撃的に光景が飛び込んできました。
個室のドアを開け放し、便座に座った真琴が、大きく拡げた両脚の付け根――女性器を、自ら弄んでいたのです。
「うっ……んっ……!」
快感が高まっているのでしょうか、濡れた声は徐々に大きくなっていきます。見ている私の動悸も、大きく速く、激しくなっていきました。真琴は私には気づいていないようでした。
私は思わず、ポケットからスマホを取り出していました。
そしてその光景を、カメラの動画に収めてしまったのです。
この続きは、マニア倶楽部2019年1月号をご覧ください。