緊縛M女子大生を縛った緊縛初心者男の告白 ※DVD収録
告白 哲三(仮名)
私は、マニア倶楽部の皆さまのような緊縛熟練者ではありません。今回投稿させていただきました写真を見ればおわかりのように、技術レベルはまだまだ発展途上にあり、皆さまにとっては、お見苦しいものかと思います。しかしながら、SMや緊縛への思いは浅からぬものがあります。
私は、思春期の頃からSMや緊縛に強い興味を抱いてきました。それこそ濡木痴夢男氏にはじまり、志摩紫光氏、雪村春樹氏などは、私にとって永遠のアイドルでした。中高生の頃はそのような緊縛絵画や写真を集めては秘密のスクラップブックにしていたものです。しかし、この密やかな趣味を共有できる友人など、東北の片田舎にいるはずもなく、寂しい思いをしてきたものです。いつかはこの手で、女性を緊縛し、縄酔させてみたい。そんな男の中の男になってみたいとずっと思いを馳せてきました。
あの時代に比べれば、今はとてもいい時代になりました。見つけることさえ困難だった緊縛写真集は、ネットですぐに手に入るようになり、SNSを利用すれば、同じ趣味の人間と繋がることもできる。かつては悶々と妄想することしかできませんでしたが、今ではSNSを通じていくつかのコミュニティに属して、さまざまなイベントなどで同じ嗜好をもつ仲間と出会うこともできます。普段、それほど行動的でもない私が、家にいながら仲間とSM談義に花を咲かせることができるのですから、感慨深いものがあります。
そんななか、あるコミュニティを通じて「縄会」イベントに誘われました。聞けば、とある歓楽街の一角にあるフェティッシュバーで開催されるとのことでした。そのバーはいわゆる大人の社交場で、ゲイナイトやレズナイト、女装ナイト、はたまたスーツネクタイナイトなど、性的マイノリティのためのイベントが目白押しで開催されていたのです。なかでも「縄会」は月一度の恒例イベントで毎回大盛況と聞き、私はにわかに色めき立ちました。
私は、日々SNSなどを通じて老若男女を問わず、同じ性的嗜好をもつ方々と交流してきましたが、そのなかでひとつの確信めいた考えが浮かんでいたからです。それは、気高く美しく、恥じらいと享楽のなかで、気持ちよくなりたいと考える女性が増えているのではないかということ。実際に「縄会」に参加するようになり、若く美しい女子大生やOLさんが存外に多いことに驚きました。世の女性たちがSMや緊縛の魅力にようやく気づき始めたのかもしれない。
私はかねてより、女性はすべて被虐を快感へと昇華する機能を生まれつき兼ね備えていると考えていました。特に、縄は女性の肉体を美しく彩る。少しムッチリとした肉に縄が食い込み、女性の肉の質感を際立たせ、赤らんだ肌は、動物にはない人間の理性と本能の混合した享楽のすべてでもある。世の中の女性たちが、この素晴らしき緊縛の恍惚に気づき始めたことは、人間としての進歩のようにさえ感じていました。
私が知りうるかぎり、30~40代の主婦などにも緊縛の魅力のとりつかれた女性も少なくないはずだが、やはり夜の時間帯に行われる「縄会」にはなかなか来れないのではないだろうか。私はそんな疑いようのない真実に触れ、これまで妄想のなかでしかできなかった緊縛への欲望に目覚めていきました。
実際に「縄会」でも何度か手ほどきをいただき(それでも下手に変わりはありませんが)、自分なりに研究も進めています。
というのも、「縄会」で知り合ったさとみとのプライベート緊縛をより充実したものにしたいと考えているからです。
さとみは、国立大学で国文学を学び、緊縛に憧れを抱く女子大生です。私は彼女と話をするようになってすぐに彼女を縛ってみたい欲望に駆られました。
「私、○○○○さんとか、××××さんとか、△△△△さんにずっと憧れていて。それぞれ縛りにキャラクターがあるというか。○○さんは怖かったり、××さんはカッコよかったり。なかでも△△さんは自分が縛られたい縛りをしていると聞いて、とても惹かれたんですよ。私も縛られたいっていう願望がずっとあったけど、今まで実現することができなくて。タオルで口を縛ったり、結束バンドで足を縛ってみたりしてオナニーをしていたんです」
普段、女性がこのように他人に性的な願望を打ち明けるのは勇気がいることです。しかし、出会った場が「縄会」であったことと、私たちの境遇がよく似ていたことなどがお互いを惹きつけたのでしょう。何度か彼女と会ううち、自然とプライベートで緊縛をする約束をしていました。超自然的な運命と呼んでもいいのではないでしょうか。
そのときの写真が、今回投稿させていただいたものです。粗が目立ち、まだまださとみの美しい肉体と恍惚を表現できていませんが、それでも二人にとっては幸福な一時でありました。
かねてよりさとみの性癖を聞いていた私は、いかに彼女の欲望を満たしていくべきか、さまざまな資料に目を通していました。
この続きは、マニア倶楽部2020年1月号をご覧ください。