実弟の精液便器となった28歳OLの手記
告白 ゆり子(仮名)
弟の性的な視線
私は28歳のOLでゆり子と言います。文学が好きでどちらかというとおとなしく、目立たないタイプです。もし読者の皆様が街で私を見かけても記憶にすら残らないでしょう。
でもそんな私にも皆様が驚くような秘密があります。それは誰にも内緒で実の弟の性奴隷になっているということです。
私はこんなおとなしそうな見た目ながら、弟に性的支配され、近親相姦関係にあるのです。
ひとつ違いの弟の孝史が私に性的な執着を持っていると気付いたのは、私と孝史が中学の二年生と一年生だった頃です。
孝史は異性と気軽に話せるタイプではありませんでした。そのせいか性の目覚めもよくある同級生女子ではなく、実の姉である私だったそうです。孝史が中学生に上がった頃から私の入浴をこっそり覗いたり、私の下着を盗んでいることに薄々気付き始めました。
高校生になるとその疑惑は確信に変わりました。ある日、孝史の部屋からうめき声が聞こえてきたのでそっと部屋を覗いてみると、私が洗濯籠に出したはずの下着に孝史が顔を埋め、激しく勃起したモノを一心不乱にしごいていたからです。
私はあまりにもおぞましい孝史の姿に……そして実の弟に性欲を向けられている事実にどうしていいかわからず、誰にも相談できませんでした。
〈実の姉に性欲を覚えるなんて本当にあるのだろうか……〉
少し心が落ち着いた頃、インターネットで調べてみました。すると私が想像していた以上に実姉や実弟と性的関係を持っている人がいることを知り、私は衝撃を受けたのです。
高校までの私はエッチな本など読んだことがない真面目な優等生タイプでしたが、文学作品などを通じて性的な行為や変態的な世界がこの世にあることは知っていました。でも実の弟が姉の残尿やおりもので汚れた下着に興奮し、自慰行為をしているという事実はあまりにも衝撃的で、私自身の性癖に異常をきたす原因にもなったのです。
歪んでいく性癖
弟の自慰行為を見た衝撃のせいか、私は孝史に強引に迫られ、抵抗しきれずそのまま身体を許してしまう妄想をするようになりました。弟にブラコン的な感情は一切なく、姉弟仲もとくに良くなかったのにです。
しかもただ妄想するだけでは我慢できず、弟との性行為を妄想しながらオナニーまでするようになりました。そして愛液まみれになった下着をわざと脱衣籠に残し、それがいつの間にか無くなると「また孝史の性欲処理に使われているのね」と淫らな感情に耽ったのです。
〈私の下着の匂いに興奮している孝史の下着は、どんな匂いがするんだろう……〉
興味本位から弟の下着の匂いを嗅いだこともあります。生臭いような、それでいて台所用漂白剤のような匂いでした。
こうして弟を観察していると、普段ほとんど口も聞かない弟が、私がトイレやお風呂に入るとすぐ後に入っていることに気付きました。下着の匂いだけでなく私のいろいろな汚臭を嗅いで興奮しているのです。そう思うと私も性的感情が高まり、また孝史に挿入される姿を妄想してオナニーしてしまうのです。
〈このままじゃいけない……〉
私たち姉弟がしていることはどちらも倫理的な『禁忌』だということはわかっていました。
〈とにかく孝史から離れなければ大変なことになる……〉
私は孝史から離れたい一心で遠方の大学を受験し、進学後ひとり暮らしを始めたのです。
孝史の性的対象から逃れられたものの、誰にも干渉されない生活が始まると、それまで倫理観や貞操観念で抑制していた性欲が暴走を始めました。
実家にいた頃よりも妄想癖とオナニー癖が強くなり、特にTL(ティーンズラブ漫画)を読み耽るようになったのです。
よく読んだのは姉弟ものの作品です。これは孝史と現実的にそうなりたいと思ったからではありません。TLの世界の弟は姉に一途なイケメンや王子様ばかりなので、そんな弟に迫られるのなら……と、現実とリンクして妄想しやすかったのです。
また私の好きな話にはSの男性が多かったです。目隠しをされて全身やおまんこを舐められたり、人のいる場所や屋外でバイブ責めをされたり挿入されたり……という羞恥的な行為ほど興奮しました。通販でバイブやローターも買い揃え、S男性に責められているヒロインを自分に投影しながら、TL妄想オナニーに溺れたのです。思えば当時から自分のM性には薄々気が付いていたのだと思います。
でも孝史の存在が私に男性への恐怖心や男性不信を植え付けたのか、現実の男性には苦手意識を持つようになりました。
だからTLに夢中になったのもあるのですが、大学時代より現在に至るまで交際した男性は二人だけです。
どちらも性行為までする関係にはなりましたが、あまり長続きしませんでした。
孝史との接点が減ったことで近親相姦を妄想することはなくなりましたが、それほどまでに孝史の存在は私の性癖に暗い影を落としていたのです。
大学卒業後はある会社に就職し、職場の近くで一人暮らしを始めました。ただし心配性な両親を安心させるため、実家には頻繁に帰るようになりました。
孝史は高卒で就職をしたものの長続きせず、家業の不動産業(アパート経営と駐車場管理)の仕事を手伝っていました。
両親の話では真面目に働きつつ友達と遊んだり、彼女もいるとのことなので、昔のようなことはもうないだろうと考えて帰るようにしたのです。
とはいえ、姉弟もののTLをコレクションしていることや、バイブやローターを所有していることは、絶対に隠しておかなければいけない秘密でした。
暴かれた秘密
実家に頻繁に帰るようになってからは平穏な日々が続いていました。最初こそ警戒心から実家には泊まらなかったのですが、半年も経つ頃には孝史への警戒心も薄れて実家に泊まるようにもなりました。
ところがある日、風呂上がりに下着が無くなっていることに気付いたのです。私はひどく狼狽えました。あの頃の禁忌の記憶が蘇ってきたからです。
それとなく母に聞いてみましたが、母は「知らない。あなたの勘違いじゃない?」と言います。孝史が私の下着を盗んでいた過去など知らないからです。
それからは実家には泊まらなくなったのですが、それから数カ月後、とんでもない事件が起こってしまうのです。
きっかけは、実家に来た荷物を私の部屋に運んでもらうため、母に合鍵を渡したことです。孝史と私の関係性を知らない母は、「僕がやろうか?」と言ってきた孝史にその用事を任せてしまい、私の部屋の合鍵を渡してしまったのです。
この続きは、マニア倶楽部2023年11月号をご覧ください。