オナホールのように私の口と膣と肛門を犯し、何度も生臭いザーメンを注いでください。
告白 ゆい(仮名)
イタズラの指
マンションの玄関ドアを開けるとき、緊張してしまうようになったのは、小六の頃の私でした。
「またあの人が来たんだ……」
部屋から押し寄せるタバコのニオイで一目瞭然でしたが、室内のニオイ自体もいつもとちがうのです。普段は簡単なナチュラルメイクしかしない母でしたが、あの人が来たときだけは、お化粧のニオイがしました。
そして最初はわかりませんでしたが、それとはまた別の、なんともいえない微妙な異臭も感じでいました。
私は父親を知りません。まだ物心つく前に、両親は離婚してしまい、母はあまり父のことは話したがらないので、もう幼いころから触れてはいけないものと感じて、私からも一切話題にすることもありませんでした。
母子家庭というと、貧困とか生活苦とかのイメージがありますが、私の場合はその方面での苦労やイジメの経験はありませんでした。母が専門的な職業についていたおかげで、塾やピアノ・水泳・書道・日舞などの習い事もやらせてもらって、淋しいと思うヒマもないくらいに大忙しの小学生でした。もっとも大忙しにさせていたのは、母の勤務が昼夜不規則で、私の面倒をみてやれない罪滅ぼしのニュアンスもあったみたいです。
「ママはあの人と再婚なの?」
初めてあの人が家に来て、三人で夕食をとり、あの人が帰ったあと無邪気にそう尋ねたら、母はあっさり否定しました。
「まさか。もう結婚はコリゴリだわ。ゆいは新しいパパがほしいの?」
「うんん。私もいらない」
そう答えると、母も私も一緒に爆笑でした。
でも、私の内心はちがっていました。血のつながりはなくてもいいけど、お父さんと呼べる人はいたほうがいいな、と。でも、母の連れて来たあの人は、初対面のときからちょっとイヤで、それで「私もいらない」と答えたのです。
母の彼氏のあの人の印象は、年齢的には母より十歳ぐらい年上だったのに、言葉少なく気弱な感じで、緊張のせいか声も小さく、視線もまともに合わそうとしない、いかにも頼りなさそうなおじさんでした。
でも、こちらが視線をそらしたり、母と話をしているとき、なにか私を探るようなイヤな視線を感じました。
イヤな予感は、ほどなく現実のものとなりました。
クリスマス間近のころだったかと思いますが、当時の我が家のリビングには、洋室にもかかわらずコタツが出ていました。普段の私は、自分の個室は寝るときだけで、お勉強はいつもリビングでテレビを見ながらしていました。
日曜日だったのでしょうか、そのときもコタツでお勉強しながら、BGMがわりにテレビをつけていました。あの人は母の買い物のアッシー帰りにちょっと立ち寄った感じでしたが、その間、一緒にコタツに入っていました。
最初、なにか身じろいだ拍子にという感じに、私の膝頭にサワサワッとあの人の手が一瞬触れました。あの人は私の隣にいたのですが、偶然の出来事だろうとそのままでいたら、また手が来ました。今度は膝頭から太腿にスーッと来ました。
不自然な感じがして、私は崩していた脚の向きを反対にしました。つまり、膝頭をあの人のほうにではなく、テレビ側に向けたのです。
するとあの人は、今度は私の足先をそっと握り、そこを撫ではじめました。
一種の痴漢行為でした。私は勉強しているふりをしていましたが、急に心臓が高鳴り、息苦しくなりました。あの人は、テレビを見るふりをしながら、私の反応をジーッと観察しているのが、ヒシヒシと感じられました。そして、いつもは無口なあの人が、お台所や冷蔵庫のあたりをバタバタしている母に、しきりにたわいもない話を投げ掛け、母もそれに応じるのです。
手は、靴下の上からですが、足の指一本一本をまさぐり、踵を撫で、足首を握り、踵は私のお尻に触れる位置にあったせいで、次にそのお尻を捉えられてしまいました。
「あ……!」
声が出そうになるのを我慢するのに必死でした。もう、目の前の参考書の文字なんて、見えていませんでした。
手はスカートの裾の中のパンティーラインをなぞるように、行ったり来たりしました。
嫌悪と反発心でいっぱいなのに、すっかり固まったまま、なにもできない自分。頭の中も、お顔も、体も、沸騰しました。
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